Count Down of Life

これから癌治療に取り組んでいく日常と、その日常で出会った出来事を記録します。ときには、スポーツ、各種エンタテイメント等のレビューにも挑戦してみます。

Count Down of Life

2015年の10月は私にとって大きな変化が起きた1か月だった。

10/1

毎年恒例の人間ドック検診を受診。

もともと糖尿病に関連する数値(血糖値等)が許容範囲を上回っていたが、この点に関しては数年来投薬治療を継続しており、それ以外はこれまで何も問題が起きたことはなかった。

ところが、今年の検診では糖尿病関連以外に二つの不具合が指摘された。

一つは胃カメラによる胃潰瘍の発見。

そしてもう一つは内臓エコーで膵臓と肝臓に影が認められるとの所見。

膵臓と肝臓に関しては、すぐに紹介状が準備された。

 

10/2

紹介状を持って、かつて通院したことのある東京医大病院へ。

消化器外科で診察を受け、CTスキャンによる検査の予約。

 

10/16

CTスキャン検査。

CTは初めてではなかったものの、今回は造影剤を打っての検査。造影剤が入ると身体が熱くなり、当日の夕方は疲労によるものか、精神的なものかわからないが食欲が湧かず夕食を食べることができなかった。

 

10/23

検査結果。

膵臓の影は癌であり、リンパおよび肝臓への転移がみられるとの診断。

既にステージ4で手術は不能ということで、抗癌剤治療を試みることになる。

治療を行わなければ約半年の命が、治療により平均1年から1年半程度は生きることができるようになるとのこと。

 

私には18歳と13歳の子供がいるため、本来まだまだくたばる訳にはいかない状況。

考える余地はなく、1日も早い治療開始を希望。

抗癌剤治療と言っても、何種類も薬があり副作用も強いため自分の身体が受け入れられる薬の有無を試してみる必要があるとのことで、明日から一週間入院して抗癌剤治療の可否を確認することに。

身体に合う薬が無ければ、半年の命ということになるのか。

 

ということで、タイトルの Count Down of Life とは正に人生のカウントダウン。

英語としては不正確かもしれないが、このブログの目的を凝縮したタイトルになっていると思う。

今日から180日のカウントダウンをしながら、残りの人生を記録してみたい。

180日より早く最後の日が来るのか、それとも効果的な薬に出会えて残り日数がマイナスとなってもカウントダウンを継続することができるのか。

癌との闘いの日のスタートだ。